英語の5文型とは?SV・SVC・SVO・SVOO・SVOCを意味から理解する
5文型は「SVOCという記号を暗記するため」のものではありません。英語は日本語より語順が重要なので、単語が文の中でどんな役割を持っているかを見抜くための設計図として使うと役立ちます。
「これは第何文型?」と答えることより、英文を見て誰が・どうした・何を・誰に・どんな状態にという関係をつかめるようになることが重要です。
まずS・V・O・Cとは?
V = Verb(動詞):どうする・どんな状態
O = Object(目的語):動作の対象となる「誰を・何を」
C = Complement(補語):SやOが何なのか、どんな状態なのか、何をするのかを補う
第1文型 SV|誰がどうする
I = S / work = V
私は働く。
He smiled.、The baby cried.などもSVです。I work in Tokyo.のin Tokyoは場所を付け足す修飾語なので、基本の骨格はI workのSVです。
第2文型 SVC|SをCが説明する
I = S / am = V / tired = C
I = tiredという関係。
She is a teacher.ならShe = a teacher、She looks happy.ならShe = happyという関係があります。CはSの正体や状態を説明しています。
第3文型 SVO|Vの対象がO
I = S / like = V / coffee = O
Iとcoffeeは同じものではありません。coffeeはlikeという動作・感情の対象です。
I am a teacher. → I = a teacher → SVC
I like coffee. → I ≠ coffee → SVO
第4文型 SVOO|「誰に+何を」
I = S / gave = V / Tom = O① / a book = O②
Tomに a bookをあげた。
第4文型では、動詞の後ろに2つの目的語が並びます。She sent me an email.なら「私に+メールを」です。
第5文型 SVOC|CがOについて説明する
第5文型は最初につまずきやすい文型です。よくO = Cと説明されますが、それだけではすべての第5文型を説明できません。
She = S / made = V / me = O / happy = C
me → happy
「私が幸せな状態になる」
この例ならme = happyと考えても理解できます。
him → Tom
彼=Tom
→ 彼をTomと呼ぶ。
ここまでは「O = C」で見分けやすい例です。
でも「I want you to study English」はO=Cではない
I = S / want = V / you = O / to study English = C
❌ you = study English
⭕ you が study English する
ここで重要なのは、CがOについて「何をするのか」を説明していることです。つまり第5文型をより正確に捉えるなら、OとCの間に主語・述語のような関係があると考えると分かりやすくなります。
CがOについて説明する。
me → happy(meがhappyだ)
him → Tom(himがTomだ)
you → to study(youがstudyする)
him → running(himがrunningしている)
第4文型と第5文型の見分け方
動詞の後ろに2つの要素が並んだら、その2つの関係を確認します。
I gave Tom a book.
Tom ≠ a book
a bookはTomを説明していない。
→ Tomに a bookを → SVOO
第5文型
I made Tom happy.
happyがTomの状態を説明している。
→ Tomをhappyな状態に → SVOC
第4文型 → O①にO②を
第5文型 → CがOについて説明している
「O=C」は便利な判定方法ですが、第5文型すべてに文字通りのイコールが成立するわけではありません。
なぜ第5文型が大事なの?
理由は、長い英文の中にある「誰が何をする」「誰がどんな状態になる」という小さな関係を見抜けるようになるからです。
The manager → asked
employees → to submit the report
employeesがsubmitする
単語を左から日本語に置き換えるだけだと分かりにくい文でも、「employeesがsubmitする」という関係が見えると「マネージャーは従業員に金曜日までに報告書を提出するよう求めた」と理解できます。
TOEICでよく見る第5文型
tell 人 to do → 人に〜するよう言う
want 人 to do → 人に〜してほしい
expect 人 to do → 人が〜することを期待する
allow 人 to do → 人が〜することを許可する
encourage 人 to do → 人に〜するよう促す
require 人 to do → 人に〜することを求める
例えば、The company requires employees to wear ID badges.ではemployeesがwearするという関係があります。
TOEIC Part 5で使ってみよう
(A) attend
(B) attended
(C) to attend
(D) attendance
encouragedの後ろにemployeesがあり、そのemployeesが「研修に参加する」という関係を作りたいので、employees to attendとなり正解は(C)です。単語の意味だけでなく構造から答えを判断できます。
that節とのつながり
外側:I / know / that節 → SVO
内側:he / is / busy → SVC
英文は長くなると、文の中に別の「主語+述語」のまとまりが入ります。第5文型でもI want [you → to study]のような小さな関係を見つけることができます。文法構造そのものはthat節とは異なりますが、「この部分では誰が何をしている?」と見る読み方は長文読解でも非常に役立ちます。
5文型まとめ
SVC:I am happy. → CがSを説明
SVO:I like coffee. → OはVの対象
SVOO:I gave Tom a book. → O①にO②を
SVOC:I made Tom happy. → CがOについて説明
5文型は記号を当てるゲームではありません。英語の語順から、単語同士の関係を見抜くための道具です。特に第5文型で「Oが何をする・Oがどんな状態になる」を見抜けると、TOEICのPart 5だけでなく長文も読みやすくなります。
英語と日本語の違い / 関係詞 / TOEIC文法まとめ / Part 5問題